公職選挙法違反は日常茶飯事? 政治家秘書が“裏仕事”を暴露「息子の性犯罪と孫の交通違反をもみ消しています」【危なすぎるブラック企業の闇2】

政治家(画像はAIで生成したイメージ)
政治家が必ずしも清廉潔白ではないということは国民の誰もが気づいているだろうが、実際どの程度「汚い」のか、とある政治家の秘書の証言をもとに暴露したいと思う。

語るのは、先日の衆院選で無事勝利を収めたX氏の元で数年前から働いているA氏だ。

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「政治家の裏金問題がさんざん叩かれましたが、実際、政治家ほど金に汚い人間はいませんよ」

開口一番に毒を吐く彼によれば、政治家にとってやはり賄賂は日常茶飯事だと言う。

「よく言われているのが公共事業に対する口利きですが、あれは政治家が自分の地盤をひけらかしたり、確認する手段でもあるんですよ。『地元をしきっているのは俺だ』みたいなもんですね。普段から自治体の公共事業に関わる者を酒と女と賄賂で接待してパイプを作っていますから、入札なんてどうにでもできます。それが地元の建設会社に伝われば、当然『ひとつ、よしなに』ってなるじゃないですか? 賄賂で培った人脈を賄賂で活用するわけです。そうやって経済を回しているんだから、さすが政治家ですよね。あ、これはもちろん皮肉ですよ(笑)」

賄賂の循環は公共事業だけではないという。

「裏口入学もそうです。金や地位のある人間が自分の子供の学歴を金で買うんですよ。以前は私立の高校や大学に限られていましたけど、最近は公立でも『推薦』という大義名分があれば入学させられますからね。教職者と言えど人間ですから、大金を目の前にしたら魔が差すこともあるんでしょう(苦笑)」

X氏によれば、例えば保護者が300万円で裏口入学の斡旋を頼むとすると、それを政治家は学校側の人間に200万とか250万円を渡して話をつける。金額に関しては三者の合意が必要だが、そこは相場というのがあるので案外スムーズだという。