孫正義氏「日米Wシリーズ構想」撤回へ 今度は「米国ソフトバンク」でMLBに新規参戦か

ドジャースと同じカリフォルニア州が最有力

結局アスレチックスの経営陣は、ラスベガス(ネバダ州)に球場建設用地を取得して本拠地移転を決め、計画はフェードアウト。しかし、今度は既存球団の買収ではなく、新規球団での参入。オークランドも可能だし、『Google』『Apple』『Meta』やトランプ次期政権で「政府効率化省」のトップに就くイーロン・マスク氏のEV(電気自動車)メーカー『テスラ』の本社機能を持つ施設のあるシリコンバレー地区も近い、サンノゼやサクラメントも有力だ。

「サプライズは、米国トヨタの企業城下町、カリフォルニア州ロングビーチ。ソフトバンクはEVの自動運転時代を見据え、トヨタと共同出資会社『モネ・テクノロジーズ』を設立している。いずれにせよ、本拠地は大谷翔平、山本由伸が活躍するドジャースと同じカリフォルニア州になるでしょう」(同)

球団が増設された場合、新球団は既存チームから選手を分配されるエクスパンション・ドラフトを活用できる。それに加え、日本に有力球団を有するソフトバンクは、大きなアドバンテージを持つ。

「球団を2分割するなどして選手、スタッフが移動するのではないか。数年単位で入れ替えれば、双方の強化につながる。昨年から四軍制(選手、支配下選手計122人)を敷いたのも日米2方面作戦が狙い。マリナーズでも活躍した球団会長付特別アドバイザーの城島健司氏の下で準備は進んでいる」(球団OBの解説者)

ソフトバンクのMLB新球団誕生が楽しみだ。

「週刊実話」12月5・12日号より