『紅白歌合戦』K-POP勢“6組出場”に一部のSNSユーザーが激怒も…「納得」でしかない選出理由



そもそも“大量出場”には多くの前例が

紅白に1つの事務所や勢力から大量出場するのは、これまでにもあったことだ。

K-POP勢だけ特別ひいきにされているわけではない。

「紅白はアミューズとの癒着がウワサされ、昨年は同事務所だけで紅・白合わせて5組が出場。特別枠に至っては事実上、“アミューズ枠”と化しており、創設からの17年で『サザンオールスターズ』と桑田佳祐だけで5回も出場。2017・18年は『サザン』と桑田が別名義で連続出場し、一昨年もコラボ枠として桑田が出場しています」(同)

2014年には、『AKB48』『SKE48』『NMB48』『HKT48』と、秋元康系列のグループだけで4組も出場。2019年には「AKB」に『乃木坂46』『欅坂46』『日向坂46』と坂道グループまで参入し、紅組の枠を食い潰していた。

「このように、1つの事務所や勢力が5~6組の枠を埋めることなど、紅白では散々起こってきたこと。前例がある以上、『K-POP勢だけ突出して多い』という論拠は成り立たず、菅義偉元総理の言葉を借りれば『ご批判は全く当たらない』というものです」(レコード会社関係者)

そもそも、今回出場が決まったK-POP勢6組のうち、メンバー全員が韓国人のグループは「TOMORROW X TOGETHER」しかいない。

「ME:I」と「JO1」に至っては全員日本人で、企画・プロデュースが韓国系というだけだ。

「その他のグループも、いずれも日韓中台などのアジア圏メンバーを集めたグローバルユニットがほとんど。これすら認めないというのは、島国根性丸出しな、排他的で視野の狭い発想でしょう」(同)

娯楽が多様化した昨今では誰もが納得するヒット歌手もいないのだから、多少の不満は飲み込んだらどうか。