『紅白歌合戦』K-POP勢“6組出場”に一部のSNSユーザーが激怒も…「納得」でしかない選出理由



若者は韓国大好き! 各ランキングで1位に

NHKは紅白出場歌手の選考基準について、公式サイトで「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3つだと公表している。

「世論の支持」については、7歳以上の全国2015人を対象に行った電話調査と、7歳以上の全国8000人を対象に行ったウェブアンケート調査の結果だとしているが、昨今若い世代に韓国カルチャーが人気なことは、他社の調査でも明らかだ。

楽天の運営するフリマアプリ・ラクマが行った「2024年版『ファッションの参考にする国』」調査では、女性は50代以下の全世代で韓国が1位を獲得。「参考にしている人」でも、1位が「TWICE」、3位が『BTS』とK-POPグループだ。

2023年版の同調査でも、女性は50代を除く全世代で韓国が1位。2022年版も、女性は60代を除く全世代で韓国が1位と、支持の高さは明白である。

また、文字入力アプリ・Simejiを展開する中国の検索エンジン大手・百度(バイドゥ)が、昨年12月28日~今年1月4日に2348名を対象に調査した「Z世代が選ぶ!!『留学してみたい国TOP10』」でも、韓国がアメリカ、カナダといった英語圏を抑えて首位を獲得した。

「番組の企画・演出」に関してはNHKのさじ加減だが、「今年の活躍」でもK-POP勢は申し分ない。

「多くのグループが群雄割拠するK-POP界では、ライバルより少しでも先を行こうと、ファンが数字に異常なまでのこだわりを見せることで知られています。その熱意は日本の推し活や音楽シーンでは見られないほどで、競争は熾烈そのもの。この競争により、K-POPのMV再生回数、CD売上、サブスク再生などは、コンスタントに好成績を叩き出しています」(音楽ジャーナリスト)