歌舞伎町のネイリストが激白! 同担拒否の“ホス狂い”女性客がサロンで大ゲンカ「担当降りろとか叫んでました」



ホストだけでなくメン地下も要注意?

しかし、開店から2カ月ほど経った頃、その会話がどれだけ重要なものであったのか、吉崎さんは思い知ることとなる。

「うちはそんなに広い店ではないので、ネイリストは隣り合った二つの机にそれぞれ一人ずつという配置です。その日は私もネイリストとして新規のお客様に施術をしていました。もう一人のスタッフの方にも初来店のお客様が来ていました」

二人とも年齢は20代前半といったところで、どちらもギラギラと派手なデザインのネイルを所望。施術中、最初はお互いに我関せずといった様子で、自分のネイリストと軽い雑談をしているだけだった。

「でも、私が施術をしていたA子さんが『今から〇〇ってホスト行くんだけど、これ私の担当の子~』って、空いていた右手で器用にスマホをいじって写真を見せてくれたんですよ。そしたら、隣にいたもう一人の客のB子さんが横目でチラっとその画面を見て、急に激昂し始めたんです」

なんと、偶然にもA子さんの担当ホストに、B子さんも通い詰めていたという。

しかもB子さんは強烈な同担拒否タイプの客で、A子さんに支離滅裂な罵詈雑言を浴びせてきたそうだ。

「『担当降りろ』とか叫んでましたね。あと、自分は本気で付き合ってるし同棲もしてるって主張をしていました。いわゆる枕営業があったんだと思います。A子さんも実は枕を匂わされていたようで、この日にそういう流れになる予感はあったのだとか…」

結局、ホストに不信感を抱いたA子さんが「もう二度と行きません」と引いたことで、なんとか事なきを得た。

しかし、店にはさらなる災難が降り掛かる。

「その担当ホストから店の電話にクレームが来たんですよ。『店の対応が悪かったせいで自分が客を失った』って。A子さんからは連絡先をブロックされ、B子さんからも責め立てられて散々だと。自業自得だと思うんですけどね」

この出来事ですっかり懲りた吉崎さんは、新規客が来る時はなるべく他の客を入れないこと、その時にホストと関わりがあるかチェックすることをスタッフに命じている。

「歌舞伎町に遊びに来る女性をターゲットにした店である以上、事前に知っておくべきであったと今となっては反省しています。最近ではメンズ地下アイドルを推しているかどうかもチェック項目に加わりました。ここも同担拒否の多い界隈なので」

歌舞伎町で起業することを考えている方は、ぜひ用心して欲しい。