内紛爆発!“馬場排除”の代表選開催で吉村・維新に高まる分裂&空中分解の可能性



橋下氏も「一番嫌な政治スタイル」と猛批判

加えて、裏金問題を契機に起きた政治資金規正法の改正案でも馬場氏は、岸田文雄首相(当時)と合意文書を交わした。

この際、自民党の改正案が衆院で可決されたが、その後自民党は参院審議で態度を一変させ、合意文書の内容はうやむやのうちに時間切れで先送りされてしまったのだ。

「この一件で馬場氏の面子は丸潰れ。維新内部からも『馬場氏は脇が甘すぎる。自民党から足元を見透かされた』など、猛批判にさらされました。また、衆院選後、維新創設者の橋下徹元大阪市長は『馬場氏の飲み食い政治が維新離れを引き起こした。僕が一番嫌な政治スタイル。そこはぶっ壊れてもらいたい』と批判を爆発させたほど。維新内部では“馬場排除”の機運が急速な高まりをみせていたのです」(前出・政治部記者)

こうした党内外から上がる痛烈な批判を受けて、馬場代表は次期代表選に出馬しない方針を固めているが、気になるのは次期代表が誰になるのかということと、求心力を欠き続けた同党の先行きだろう。

政治アナリストがこう語る。

「次期代表候補としては、吉村氏の出馬や今回の衆院選で参院議員から鞍替えし、当選(大阪3区)した東徹氏の名前も出ているが、正直、吉村氏以外は代表になっても求心力がさらに低下するとみられている。また、“馬場おろし”を加速させた吉村派に遺恨を抱く馬場代表派の藤田文武幹事長や柳ヶ瀬裕文総務会長らが新党結成に動く可能性も指摘されており、地盤沈下の火種が絶えない状況なのです」

ひょっとすると、来春の大阪・関西万博の開催より前に空中分解するかも!?

「週刊実話」11月21日号より一部内容を変更