「結婚しないで歌手でいれば…」長渕剛に三行半を突き付けた石野真子の離婚の真相【週刊実話お宝記事発掘】



「さよなら公演ライブ」のLPがバカ売れ

が、結婚前の典型的なアイドル歌手としてつかんでいたファンの一部を呼び戻すことははかなき夢だった。

それを知ったテレビ局は途端に冷たく扱うようになった、というのが現実だ。

当然のこととはいえ、真子は親しい知人にこんなグチをぶつけたと言われている。

「結婚してよかったと思ったのは、1年ちょっとの実生活の初めの数カ月だけ。そんなことも分からずに結婚を、周囲の強い反対を押し切って急いだ私が浅はかだったのね。後悔しています。つくづく結婚なんかすべきでなかったと…。結婚しないであのまま歌手でいればと思うと悔しくってね」

確かにそうかもしれない。離婚を念頭に家出した直後に、ビクターから発売されたLP3枚組、4500円の『石野真子・さよなら公演ライブ』の売れ行きをみても、予約予想2000組は簡単に突破し2万組に達したほどなのだ。

「もし、彼女がカムバックしたら、結婚前の人気はすぐにでも期待できますか」とビクターの関係者に水を向けたところ、「まだ離婚したわけでないのでカムバックはあり得ないという以外にないが、カムバックしたら即、戦力。本心を言えばそうなってほしいですよ」とはっきりといったのも、LP3枚組の売れ行きが素晴らしかったからにほかならない。

だが、ビクターの関係者と同様、真子がその売れ行きで「いま離婚して芸能界にカムバックすれば…」といった気持ちを持つようになったことは否めず、それで思い切って決断した結果はとなると現実は甘くはなく、むしろ厳しすぎるほど冷たい寒風にさらされているのだから、人間の運命なんて“一寸先は闇”なのだ。