保護児童の親からの「罵声・暴力・いやがらせ」は日常茶飯事! ヤバすぎる児童相談所の過酷な勤務実態(1)

画像はAIで生成したイメージ
児童の虐待などが発覚すると非難の矛先が向けられる児童相談所(以下、児相)。保護・管理不行き届きの原因が圧倒的なマンパワーの不足にあることは徐々に知られつつあるが、その実態は想像以上に過酷である。

今回は匿名を条件に現役の児相職員が、内情について証言を寄せてくれた。

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「ご存じかと思いますが、児相に保護される子供たちのほとんどは家庭に問題があります。やむを得ない事情で泣く泣く子供を預ける保護者もいますが、虐待はもちろん、育児放棄などを理由に児相が保護者から無理やり子供を引き離すことも多く、いくら子供のためだとは言え、葛藤を感じないと言ったらウソになります」

すべては子供たちの「安心・安全な生活」を守るためなのだが、それを理解してくれない保護者も多く、児相の職員は常に反発や憎悪を向けられることになる。

「保護の際に『人さらい!』呼ばわりされるのはお約束みたいなものですし、『ふざけんな!』『ぶっ殺すぞ!』も想定内です。わざわざ児相の前で『子供を返せ!』と叫んで行く人も珍しくないですし、電話口でさんざん職員に罵声を浴びせた後に『お願いですから、子供を返してください』と泣き崩れるパターンもあります。日々暴言にさらされていると言っても過言ではありません」

ベテランの職員ともなると「耐性ができてしまうのか、暴言くらいでは動じなくなっています」と職員は語るが、暴言だけにとどまらず、嫌がらせや暴力を受けることもあるという。