『ONE PIECE』作者・尾田栄一郎氏が“生成AI”をめぐって炎上「この発言はさすがにまずい」

画像はAIで生成したイメージ
日本のコミック史上最もヒットした作品である『ONE PIECE』作者の尾田栄一郎氏が炎上している。

発端となったのは、13日にリリースされたアプリ『ONE PIECE BASE』だ。

アプリ上で1000話を超える『ONE PIECE』の漫画を読めるほか、『SNOW』などでおなじみの似顔絵メーカー機能を搭載。顔写真を読み込ませると、『ONE PIECE』キャラ風のイラストがAIによって数秒で生成される。

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アプリのリリースにあたり、似顔絵メーカーを紹介する尾田氏の直筆のメッセージが『ONE PIECE』スタッフの公式Xに投稿。編集部とのやりとりとして、わいせつ画像も『ONE PIECE』キャラ風のイラストになるのかたずねたところ、「規制してます」といわれ、憤ったことを明かした。

自慢のギャグセンスを爆発させた尾田氏だったが、このメッセージに批判が殺到してしまう。

「AIの学習データには、著作物や無許可の顔写真などが含まれているケースが多い上、学習データが開示されない限り、これを見抜いて除外することはほぼ不可能。著作権や肖像権などの観点から、主にクリエイターの間で問題視されています」(芸能ライター)

とりわけ、尾田氏が触れたわいせつ画像の生成は、世界でも極めて深刻な人権侵害として認識されている。

「これは『ディープフェイク』といって世界中で問題になっており、お隣韓国では、先月末に規制強化の法案が可決されたばかりです。新たな法律では、偽の動画や画像を生成するなどした者は懲役7年以下、所持・保存・視聴するなどしただけでも3年以下の懲役、または3000万ウォン(約320万円)の罰金が科されます」(同)