『ONE PIECE』作者・尾田栄一郎氏が“生成AI”をめぐって炎上「この発言はさすがにまずい」



声優業界からのメッセージでさらに炎上…

日頃は著作権保護を叫ぶクリエイター側から出た、AI生成の悪用とも言える案。

SNSには、
《尾田先生のこの発言はさすがにまずいと思う それをされて苦しんでる人がいるわけだし》
《生成AIはその機能を発揮する為に“50億点以上のデータ”を無断で学習利用しています なのでまず『学習内容の開示』が必要です》
《大先生のこの発言を外に出すのを止められない集英社って会社として大丈夫ではなくない?》
など、失望したというコメントが相次いだ。

「尾田くん…見損なったぞ…」と、思わずつぶやいたファンもいたかもしれない。

さらに尾田氏の旗色を悪くしたのが、ほぼ同じころに表明された声優業界の『NOMORE無断生成AI』キャンペーンだ。

同キャンペーンは15日21時よりYouTubeにて開始されたもので、「第0弾」と銘打たれた動画では、有志の声優計26名が登場。「私の声が勝手に売られていたんです」「私たちの声は商売道具で、人生そのものです」など、自身の許可なく音声がAIで生成されている窮状を訴えた。

「この取り組みはアニメ好きを中心に賛同を集め、合成音声による被害への同情や、法規制を求める声が相次いでいる。尾田氏の炎上はタイミングとしては最悪でしたね。声優業界が声を上げる中で、超人気漫画家ですらAIについての認識はこの程度なのかと、温度差を際立たせてしまいました。」(アニメ会社関係者)

ライター、絵描きときて今度は声優と、クリエイティブな職業はどんどんAIに駆逐されつつある。

産業革命で労働者が機械の打ち壊し運動を行ったように、クリエイターによるAIへの反逆も近いかもしれない。