松本人志「米国拠点」で海外進出か? 吉本興業の元最高幹部が本誌の取材で提案


いずれにしても、裁判が続く以上、テレビ復帰は目途すら立たない状況であることは間違いない。

この状況にザワついているのがテレビ業界だ。

10月6日、松本が審査員長を務めてきた『キングオブコント2024』(10月12日放送)の概要が発表され、引き続き相方の浜田雅功がMCを務めるものの、やはり松本の登場はないことが確定している。

このままいけば、年末のM-1グランプリも松本不在のまま開催されることになりそうだ。

「報道通り、年内復帰を目指しているのであれば、そろそろタイムリミットですからね。少なくとも、この10月中旬までに動きがなければ厳しいでしょう」(同)

ビートたけしも「セコいよ!」

さらに言えば、松本の法廷闘争がどう決着したところで、テレビ復帰はイバラの道となるという見方も根強い。

松本をデビュー時から知る吉本興業の元最高幹部がこう語る。

「和解するにせよ、松本が勝訴するにせよ、彼がすぐテレビ界に復帰することは難しい。というのも、文春に書かれたスキャンダルは、お笑い界の頂点に立つ男としてはセコすぎて、ちょっと情けないものでしたから」

裁判で争われている“上納飲み会”の描写の中で話題となったのが、松本のシビアな金銭感覚だ。

飲み会のアテンド役と指摘されたお笑いタレント・たむらけんじは、終電のなくなった参加女性に「これぐらいあれば帰れるよね」と、タクシー代として3000円を手渡している。

「松本も、女性との性的行為には触れていません。彼はもう何十億円という大金を稼いでいるんですから、女性が納得いくお金を渡していれば文春に告発されることはなかったかもしれません」(元最高幹部)

松本のセコさについては、あのビートたけしも「ふざけんなよ。素人の人をそんなに呼んで、飲んで交通費2000円、3000円って、セコいよ!」とイジっていたほどだ。