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たけし監督「まん防」期間中に極秘クランクイン! 立ちはだかる“コロナの壁”

ビートたけし
ビートたけし(C)週刊実話Web

お笑い界の重鎮で、映画界では〝世界のキタノ〟と称されるビートたけしが、3回目の緊急事態宣言の発令前に新作映画をクランクインさせていた。

「当初は5月にクランクインと報じられていましたが、コロナ感染者が急増しており、感染状況が落ち着くまで撮影に入れないとみられていました。ところが、東京都の『まん延防止等重点措置』期間中(4月12日~24日)に極秘でクランクイン。小池百合子都知事が〝都県境の移動自粛〟を再三呼び掛けていたにもかかわらず、無視して千葉県でロケを敢行していたんですよ」(映画プロデューサー)

2017年に公開された『アウトレイジ 最終章』は、興行収入15億円超え。たけしは気をよくして「次は時代劇を撮る」と公言していた。しかも、03年に公開された初の時代劇『座頭市』は、観客動員数200万人を突破する大ヒット。同年のベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞しただけに、2作目の時代劇も大いに期待されていた。

3密不可避の合戦シーンが撮れない

「新作映画は、一昨年の年末に書き下ろした戦国歴史小説『首』が原作といわれています。小説自体は売れませんでしたが、北野監督は映画化に執着した。昨年4月のクランクインを予定していたんですが、新型コロナ感染拡大による1回目の緊急事態宣言で延期となった。それ以降は、コロナ感染の収束が見えないことから延び延びになっていたんです」(映画ライター)

長期化するコロナ禍でも、たけしの新作映画への執念は消えていなかった。北野作品を支えてきたスタッフを確保していたほか、北野映画の常連俳優である寺島進のスケジュールを10月まで押さえているという。

「これまでの北野作品も、極秘でクランクインしてきました。それはいいんですが、戦国モノですから合戦のロケは欠かせないし、3密にならないと合戦シーンは撮れない。都県をまたぐ移動は避けるよう要請され、大人数の移動もできない…。ダメダメ尽くしで10月までのクランクアップは至難の業ですよ」(北野映画消息筋)

新作完成はコロナ次第か。

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