なぜ今!? 若い女性の間に人格が豹変する「PMS(月経前症候群)」がまん延の兆し

画像はAIで生成したイメージ
男性や年配の女性には耳慣れない言葉かも知れないが、近年若い女性の間で「PMS(月経前症候群)」と呼ばれるものが話題になっている。

これは月経(生理)の3日~10日ほど前から心身に不調が起こるもので、個人差はあるものの、情緒が不安定になったり、頭痛やだるさなどを感じたりすることが多いようだ。

【関連】ヤクザの娘に生まれて…交際相手は消息不明、3人の子供を育てる20代のシンママが「けっこう幸せな人生」と語る理由 ほか

生理が始まってしまえば症状は治まるものの、PMSのせいで日常生活や人間関係に支障を来たしたり、中には人生そのものを狂わせかねないこともある。

OL生活3年目の佐久間美優さん(仮名・25歳)の場合。

「私のPMSは主に不眠とだるさです。ストレスも関係するのか就職してからさらにひどくなりました。1日中ぼーっとしているので仕事をミスすることも多く、同じミスを何度も繰り返してしまいます。そのせいで入社当時は花形部署に配属されましたが、今は『何のために存在するのか分からない』ような閑職に回されました。周りは出世とは縁のない窓際族ばかり。セクハラおやじに囲まれて、早くも自分の人生に詰んでいます」

パート主婦である皆川真希さん(仮名・20歳)の場合。

「中学2年生くらいからPMSの症状が出るようになりました。主な症状はイライラと集中力の低下です。これで私は高校受験に失敗し、人生に希望が持てなくなって10代で授かり婚しました。出産後もPMSは改善されず、家事や育児がまともにできないだけでなく、そんな状況にイライラする悪循環。普段は絶対にやらない、子供への虐待とか、夫への暴力・暴言などを繰り返すため、何度も離婚騒ぎになりました。改善のためにサプリメントを飲んだりしていますが効き目なし。他人に対しても言動が攻撃的になり、どこに行ってもトラブルメーカー扱い。おかげで何度もパートをクビになっています」