プロ野球“24球団拡張”に突き進む石破政権と経団連&「ビズリーチ」


石破首相の側近記者が、こう代弁する。

「現在サッカーのJリーグはJ1、J2、J3が各20クラブ。人気急騰の男子バスケットボールのBリーグもB1が24、B2が14、B3が17クラブ。本拠地が地方であっても地元のファンに支えられ、スタジアムを新設するなど、地域経済に貢献している。プロ野球は“城取り合戦”で出遅れた。少なくとも球団数を倍増する必要がある」

Jリーグのクラブが存在しない都道府県は三重、福井、滋賀、和歌山、島根、高知の6県。Bリーグも山梨、和歌山、鳥取、高知、大分、宮崎の6県で、全国制覇を目指す戦いは熾烈だ。

対してプロ野球の正規本拠地は東京、大阪のほか北海道、宮城、埼玉、千葉、神奈川、愛知、兵庫、広島、福岡の11都道府県。実に36県が空白地なのである。

成長産業への労働力(選手)の移動

NPB(日本野球機構)も危機感を抱いており、二軍限定とはいえ、今季からウエスタン・リーグに静岡の『くふうハヤテベンチャーズ静岡』、イースタン・リーグに新潟の『オイシックス新潟アルビレックス』を参加させ14球団に拡張した。

現在でも松山、沖縄、宇都宮、金沢、長野、京都、岡山、高松、北九州、熊本、鹿児島、横須賀、盛岡などが参加を熱望していることから、さらに拡張の協議と準備を進めている。

最大の課題は、選手をいかに円滑に調達するか。つまり、成長産業への労働力の移動で、それに取り組んでいるのが石破首相であり、小泉選挙対策委員長。目標とするのは、“経団連御用達”の転職サイト「ビズリーチ」の活用というわけだ。