最近では出会い系アプリに押されてるとはいえ、「インターネットで知り合うなんて信用できない」という高齢婚活者に支持されているのが、お見合いパーティー。「長い余生をパートナーと共に過ごしたい」と熱望する高齢者の出会い願望のリアルがそこにはある。

これまでに100組以上の高齢者をマッチングさせてきたベテラン婚活アドバイザーのAさんによれば、高齢者の婚活は主に金・身体・家族の“3K”というキーワードで構成されるという。

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「金は言うまでもなく経済力です。高齢者は『愛でお腹は膨れない』ことも『地獄の沙汰も金次第』だということも分かっていますので、経済的な余裕は最大の強みになりますし、逆にたいした蓄えもなく、基礎年金しか収入がないという方は、婚活市場ではまず相手にされないと思った方が良いでしょう」

世知辛い世の中と言えなくもないが、高齢者の貧困が問題になっている現代ではやむを得ない状況なのだ。

「身体というキーワードは健康とも言い換えることができます。病気がちだったり持病があったりすると『介護要員？』と警戒されてしまう。その点、健康であれば医療費の心配や通院の手間などを考慮しないで済みますし、食事やレジャーを制限されることなく、人生を楽しむことができます。身体つきで言えば中肉中背がベスト。成人病のデパートのような肥満体とか、ちょっとつつけば骨が折れてしまいそうな華奢すぎる体型は敬遠されがちなんです」

ちなみに、筋トレを趣味にしているようなマッチョは意外にウケが悪いらしい。

「ナルシストっぽい感じが受け入れがたいのと、万が一DV被害にさらされた場合は、命の危険を感じる」からだという。