兵庫・斎藤元彦知事が目論む10・27ダブル選挙での逆転劇「県庁舎建て替え利権」はどうなる?

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パワハラやおねだり疑惑を告発され、兵庫県議会に出された不信任決議が全会一致で可決された斎藤元彦知事が、9月26日記者会見を開催。30日付けで失職し、出直し知事選に出馬すると表明した。

会見で斎藤知事は、「県民の皆様にご迷惑をおかけしたが、この3年間に悔いはない」「県の借金返済の道筋や予算のムダを見直していきたい」「知事の仕事を続けさせていただきたい」などと発言。

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就任時から県庁の建て替え計画の見直しや県職員の天下り先など、さまざまな県政改革を行ってきたことを明かしたが…。

「記者会見では『私の力不足でこうした事態を招いた』と繰り返したものの、パワハラやおねだり疑惑に関する直接の弁明や謝罪はまったくなし。これまでと同じく『自分は悪くない。県民のために働く』という姿勢を崩さなかった。『出直し選挙に出馬すると県民から厳しい声も寄せられると思うが、なぜ出馬を決めたのか』との記者の質問にも、支援者がいること、そして『兵庫県が好き、今後も地元を良くしていきたい』と堂々と答えたほどなのです」(県政担当記者)

今後、斎藤知事の失職から50日以内に県知事選が行われる予定だが、斎藤知事がいまだ“不気味なやる気”を見せているため、兵庫県政はこの後も混乱が続くとみられているのだ。