“デカ女ブーム”牽引のプロレスラーまなせゆうなが激白「ぽっちゃり女子には母性+力強さやゴージャスさがあるの」

リングデビューは前途多難…

まなせゆうな
まなせが所属していたのは俳優主体の事務所だったため、舞台にも出演。映画『チャーリーズ・エンジェル』のキャメロン・ディアスに憧れてアクションの勉強もしていたところ、プロレスラー役で映画に誘われたのがきっかけでプロレス団体・スターダムへ入門を果たす。2013年、26歳でプロテストに合格。だが、リングデビューは順風満帆とはいかなかった…。

まなせ「ちょうど、愛川ゆず季さんが引退した翌年だったんです。そこで、“2代目グラレスラー”(=グラドルとして活躍しながらプロレスラーとしての活動も行う人のこと)というキャッチフレーズを付けていただいたのですが、彼女のファンなどから叩かれまくりました(笑)」 

――その後、いくつかの団体を移籍し、2017年にはグラビアアイドルとしてミス東スポにもなっている。その頃はどんなプロレスを目指していたんでしょう?

まなせ「女子プロレスの団体にもいたのですが、そこでは定番の『ヘア投げ(相手の髪の毛を掴んで投げること)』や華麗な技がウケるんですけど、私はそういうキャラクターじゃないなと悩んでいました。
そんなときに、現在所属しているガンバレ☆プロレス(ガンプロ)からオファーを受けたんです。企画イベントで行う『ぽっちゃり女子プロレス(ぽちゃじょ)』への出場依頼でした。主催はガンプロの今成夢人さん。ぽっちゃり女子が大好きな方で、私とのシングルマッチだったんです」

――ある意味、バラエティー的な企画?

まなせ「いえ、ガチ対決です。対男性ですから華麗なプロレスなんてできっこないので、自分の体全部を武器にして立ち向かうしかありませんでした。
その体験が、『ありのままの自分を見せるプロレス=パワーとサイズを生かしたプロレス』でいいんだ、という気持ちにさせてくれました。ぽちゃじょによって『体が大きいことは悪いことじゃない』と初めて思えたんです」