シルバー世代にまん延する“男女トラブル” マッチングアプリで出会った再婚相手に衝撃の事実が判明

夫の知人と再婚し幸せを嚙み締めたが…

半年ほど交際した後、弥生さんとX氏は再婚する。

「Xは新婚生活を楽しみたいから…とお店を部下に任せて、私と一緒にいてくれました。家事も手伝ってくれるし、私が行きたいと言えば、どこにでも連れて行ってくれました。常にレディーファーストと言いますか、私のことを最優先してくれ、毎日のように愛の言葉を囁いてくれました」

前夫との結婚生活では味わえなかった幸せを噛み締める弥生さんの姿を息子も微笑ましく見守り、安心していたというが、ある日を境に幸せな日常が音を立てて崩れていった。

サウナや温泉が好きで、行きつけのスーパー銭湯に出かけたX氏が急死したのである。

「警察から連絡が来ました。お風呂上りに脳内出血を起こしたとのことでした。聞いた瞬間、目の前が真っ暗になったのを覚えています」

半狂乱で病院に駆けつけた弥生さんに、真っ先に事情説明を行ったのは病院の関係者ではなく、待っていた警察官だった。

「まず『あちらが救急車を呼んだ方です』と若い女性を紹介されました。てっきりスーパー銭湯のスタッフさんだと思ったのですが、その女性の自宅で倒れたと聞いて『ちょっと待って、どういうこと?』と混乱しましたね」

この女性・Y子さんは30代でX氏の店で働いていたことがあり、弥生さんと結婚する前からX氏と深い付き合いだったという。