「今の日本は娯楽にお金をかけること自体が贅沢に…」蝶野正洋が“節約思考”高まる日本経済に喝!

蝶野正洋 (C)週刊実話Web
猛暑日の連続記録が更新されるなど、今夏は全国的に酷暑でまいってしまうね。政府から毎日のように熱中症警戒アラートが出され、不要不急の外出を控えるようにアナウンスされていたし、夏休みだけど外出はせず、ずっと家にいたという人も多かったんじゃないか。

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ただ、今夏はパリ五輪が開催されてどの競技も見応えがあったし、メジャーリーグでは大谷翔平選手が大活躍。さらに「夏の甲子園(第106回全国高校野球選手権大会)」もたっぷり楽しめた。スポーツ好きの人なら、自宅で過ごしていても十分に楽しめたと思う。
 
本音を言えば、外出しなかったのは経済的な理由というのもあるのかもしれない。特に今年は物価上昇に加え、8月に入ってから株価が乱高下して不安定な状況だから、より節約思考が高まったんじゃないか。

また、国の主導で「働き方改革」を進めた結果、自由な時間や休みは増えたが、代わりに残業代がもらえなくなり、給料が大幅に減ってしまったサラリーマンもいる。娯楽にお金を使う余裕なんて、そもそもないのかもしれない。

それを象徴するかのように、2024年上半期の「バー、キャバレー、ナイトクラブ」の倒産件数が、過去10年間で最多になったというニュースが報じられた。これは懐事情が苦しくなり、オジサン連中がスナック通いをやめた影響もあるんじゃないか。