石田純一は「不倫は文化」とは言っていない 希代のプレイボーイによる“トレンディー”な生き様を今こそ見直すべき

石田純一は時代に迎合しない!

石田の最初の結婚は早稲田大学在籍時で、20歳の時にいしだ壱成が生まれている。

彼は演劇の仕事を生業にしようと退学し渡米するが、妻に捨てられる形で一度も同居することなく離婚。後にトレンディー俳優としてブレイクした際に隠し子騒動が持ち上がるが、石田は「言い訳も釈明もしません。自分が一生懸命生きてきた結果」と述べて男を上げた。

この時、次の名言が知られている。

「そばにいなくても父の背中を見て育ってほしい」

そんな都合のいい親心が壱成に通じたかどうかは個々の判断に任せて、家庭を持つには経済力と社会的地位を得てからと割り切った石田の2度目の結婚は、トレンディー俳優として知られるようになった30代も半ばになってからである。

相手はキャンギャル出身の女優・松原千明。90年には長女すみれも誕生し、公私ともに絶好調にあったところに次々とスキャンダルがまろび出る。

まさに軽佻浮薄を地で行くトレンディー俳優の本領発揮というべきか、先述した長谷川理恵との蜜月は単に氷山の高く突き出た一角に過ぎなかった。