(画像)David Lee/Shutterstock
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落合博満氏、次期西武監督候補に急浮上 中日の中南米外国人獲得ルート強奪で狙う「一挙両得」


ここ数年、西武は浅村栄斗(現楽天)、秋山翔吾(現広島)、森友哉(現オリックス)、山川穂高(現ソフトバンク)と主砲が立て続けに他球団へFA移籍した。


逆に言えば、低迷の原因が「主砲の流出」とはっきりしているだけに、打開策は打ち出し易い。


そこで西武球団は、発想の転換を図った。手駒は減ったとはいえ中村剛也、栗山巧、外崎修汰らが残っており、伝統の山賊打線は健在だ。


しかし放置すれば、彼らもいずれはFAで他球団に持っていかれかねない。


「いっそのこと、FA資格を得る前にトレードし、若い有望選手を獲って育てればいいと。西武が必要としているのは、優れた指揮官ではなく、シビアに血の入れ替えができる改革請負人。それが落合氏。余人をもって代え難い」(同・記者)

森繁和氏、辻発彦氏の協力が不可欠

落合氏は中日監督の就任時、球団の資金力に配慮し、「補強は必要ない。現有戦力を10%底上げしたら優勝できる」と宣言して、1年目に優勝した実績も持つ。西武球団は、そこに期待しているのだ。

落合氏はライオンズOBではないが、西武球団と太いパイプを持つ。中日の監督時代にヘッドコーチに招聘した森繁和氏は、西武ライオンズの初代ドラ1選手。二軍監督やコーチで落合中日を支えた辻発彦氏も西武OBである。


落合氏のGM時には、作戦コーチだった辻氏を西武の要請に応じてライオンズの監督に快く送り出してもいる。


「落合西武は森氏、辻氏とのセットが前提です。森氏に期待するのが助っ人外国人の獲得、編成部門のトップ。現在の選手、コーチ陣を熟知する辻氏は番頭役の一軍ヘッド、渡辺監督代行はGM専任。仕込みは、すでに始まっている」(同)


そして、立浪和義監督の構想から外れた中日・ビシエドの獲得だ。