新庄剛志 (C)週刊実話Web
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阪神「新庄監督」擁立プラン浮上 阪神電鉄HDが分裂で“お家芸”の内紛勃発か


阪急電鉄が村上ファンドの阪神電鉄買収に助け船を出す形で、阪神を傘下に入れ子会社化したのが2006年。以降もタイガースの監督人事は阪神電鉄が決める、が不文律だった。


瓦解したのが2022年の矢野燿大前監督の後任人事だ。


同年1月に矢野監督が突然“今季限りでの退団”発言をすると、球団は阪神派の掛布雅之氏、川藤幸三OB会長とも相談し、後任を平田勝男二軍監督の昇格に一本化した。


しかし、5月に阪急電鉄派が蜂起する。岡田氏と吉田義男元監督が角会長と西宮市でゴルフ会談。阪神電鉄主導の監督人事案をひっくり返し、平田氏をヘッドコーチに据える形で岡田監督が誕生した。

日ハム後任は元木大介氏か

「以降、阪神派は歯ぎしりしながら逆襲のチャンスをうかがっていたが、ようやく好機が到来した。新庄監督の擁立です。新庄氏も日ハムの自身の穴埋め(後任)に、元巨人ヘッドコーチの元木大介氏に声をかけるなど、色気十分」(阪神OBの解説者)

今回の株主総会で報告された2024年3月期の阪急阪神HDの決算では、阪神球団を中心としたスポーツ事業の儲けを示す営業利益が38億円増の112億円。


一方、阪急電鉄が運営する宝塚歌劇団を含むステージ事業は、劇団員の女性が死亡した問題もあり、営業利益が20億円減の48億円。阪神電鉄の発言力が強まった。


一方で、岡田監督の評価は求心力と共に急降下している。昨季全試合で4番を打ち、優勝の原動力となった大山悠輔は打撃不振が続き、自ら望む形で二軍へ。


入団1年目から3年連続で20本塁打以上の佐藤輝明も、怠慢プレーや凡ミスを指摘され自信を喪失。チーム打率はリーグ最低が続き、交流戦4勝7敗で12球団中11位と低迷(6月10日現在)。


対照的に新庄監督の評価は爆上がりしている。