小池百合子 蓮舫 (C)週刊実話Web 
小池百合子 蓮舫 (C)週刊実話Web 

“小池vs蓮舫”都知事選がヤクルトの監督人事に飛び火「神宮球場建て替え」を巡って両陣営が丁々発止


「中でも(伐採の)懸念を訴えた新曲を発表したサザン・桑田氏のファンには、自民党支持者も多く、影響力は大きい。小泉純一郎元首相が得意としたワンフレーズ戦術を使い、『神宮球場、伐採反対』で攻め立てれば、形勢は逆転する」(選挙アナリスト)


蓮舫氏を支援する環境団体によれば、桑田氏らが目指すのは、ボストン・レッドソックスの本拠地で、MLB球場で最も古い歴史を誇るフェンウェイ・パーク(1912年開場)だという。


同球場は、都市部の狭い空き地に建てられたため、左翼に本塁打対策のグリーン・モンスターと呼ばれる壁(高さ約11.3メートル)を設けるなど、いびつな形状となっている。

甲子園に勝るとも劣らない神宮球場の価値

老朽化が進み、レ軍は建て替えを試みたが、その都度、市民に「ボストンのランドマークを取り壊すな」と猛反発され、1990年代後半に最終的には改修となった。環境保全のモニュメントとして国定歴史建造物に指定され、開場時の姿を今に伝えている。

日本にも阪神甲子園球場の例がある。タイガースの本拠地で、高校野球の聖地でもある甲子園は1924年の開場、今年100周年を迎えた。


しかし、老朽化が進んでもファンから建て替えを求める声は上がらず、球団も虎ファンと高校球児の憧憬に配慮、補修の道を選択した。


2007年から3年かけて大規模なリニューアル工事を実施し、その後も不断に改修を続け、レガシーを継承している。


ヤクルトの本拠地で東京六大学、東都大学野球を中心とした大学野球の聖地・神宮球場の開場は、甲子園より2年遅いが、モニュメント(記念建物)としての価値は、甲子園に勝るとも劣らない。


「順当に小池氏が3選を果たせば、新球場建設は動かないが、蓮舫氏が勝利すれば、必ずスッタモンダする。待ったをかけられるのは、同窓の井口氏以外にない。青学女子がスタンドを埋めれば、築地スタジアム移転の巨人人気をも凌駕する」(前出・スポーツ紙記者)


注目の東京都知事選は7月7日投開票。主戦場は神宮の杜、ヤクルトから目が離せない。