(画像)yu_photo/Shutterstock 
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中日13年ぶり優勝へ秘策「バウアー獲得」に名乗り 10億円のオイルマネーで超大物助っ人と交渉へ


「NPB復帰は可能だが、その場合、メジャー最低年俸でとはいかない。メジャー通算83勝、昨季NPBで10勝(4敗)した実績から、10億円を要求している。バウアーの日本復帰が容易に決まらないのは、そのためです」(球界関係者)


ケチで知られる中日が、10億円を出すとは考え難い。そこに大きな戦略と仕掛けが施されている。それが中東のオイルマネーだ。


今年11月、UAE(アラブ首長国連邦=ドバイ、アブダビ)とインド(ムンバイ)、パキスタン(カラチ)を拠点にプロ野球リーグ「ベースボール・ユナイテッド」(BU)が発足する。


翌年2月までの3カ月の日程で、8チームがリーグ戦で56試合を戦う予定。メーンスポンサーはUAE王室御用達のエミレーツ・グループ。元ヤンキースのマリアノ・リベラ氏、元レッズのバリー・ラーキン氏が経営に参加。元ヤンキースのカノ、エンゼルスで大谷翔平の同僚だったシモンズ、元ロッテのレアード、元阪神のロサリオなど米、日と韓国、台湾のプロ野球選手が各チームに分散する。

バウアー獲得で立浪監督の胴上げへ?

近年、UAEはスポーツへの投資が盛んだ。サッカーではマンチェスター・シティ(英国)、ニューヨーク・シティFC(米国)などを買収。MLBの球団買収も狙っており、BU設立はその一環。そのアドバルーン役に期待するのがバウアーで、UAEのチームが「10億円オファー」を出したとの情報が漏れ伝わっている。

金満な中東を思えば、低い金額にも映るが、登板数は10試合程度。1ゲーム1億円と考えれば、効率がいい。UAEの投資筋を味方に付ければ、来春のMLB復帰の道も拓ける。


「問題はBUの開幕が11月で、空白期間が生じること。そこで浮上したのがNPB球団とのつなぎ契約、拘束が緩い中日でのトランジットです。ドラキラーだったバウアーが古巣を蹴って中日に入れば、立浪和義監督の胴上げが見えてくる」(スポーツ紙記者)