メバル 日本全国釣り行脚 (C)週刊実話
メバル 日本全国釣り行脚 (C)週刊実話

【メバル(クロメバル)】宮城県牡鹿郡/女川町産「な? やんべいいのが釣れっぺ?」~日本全国☆釣り行脚


風呂上がりの身体を冷ましつつ、しばらく歩いて埠頭の岸壁に着くと、釣り人がチラホラ。「ここは深ぇがら尺近ぇのもくんだねぇが?」との言葉に、さすがに尺近いは大袈裟では? と思いつつ、足下に仕掛けを落とすと、確かに7~8メートルと水深は十分。潮通しもよく期待が持てます。


そして、早くも「ほれ、来たどぉ」と仲間が竿を曲げます。

ほれ来たどまずはチゴダラ

抜き上げられたのはメバルではなくチゴダラ。当地ではドンコと呼ばれ、こうした根魚釣りではお馴染みの外道です。

美味なことからそれなりに人気もあり、「ドンコの肝はうめぇからな」と釣った本人も嬉しそうです。


ドンコ 日本全国釣り行脚 (C)週刊実話

外道とはいえ、仲間が釣れるとこちらも気合が入るというもので、岸壁に沿って丁寧に探るうちに、ググンッとアタリ到来。そのまま巻き上げると、程よい重量感でこちらもチゴダラがハリ掛かりです。


「いいドンコでねぇの」の声に「よろしければ…」と進呈。今回は前回のメバルリベンジ、まして〝やんべいいの〟が釣れるはずの女川まで来ているのですから、狙いはメバル一択です。


ドンコは飽きずに釣れるもメバルは音沙汰なし。そこで、落とし込みで食わせるべく、ゆ~っくりと仕掛けを落としてみます。エサが自然に落ちるさまをイメージしつつ仕掛けを落として着底…と同時にフワ~ッと軽くなりました。食い上げのアタリです。