(画像)Alan Tan Photography/Shutterstock 
(画像)Alan Tan Photography/Shutterstock 

ジャパンバッシング吹き荒れるMLBの断交宣言か 「タンパリング規定の強化」が日本プロ野球界に与える大きな影響


成果は早くも顕著に出ている。23年のドラフト1位・度会隆輝がオープン戦の首位打者に輝き、セ・リーグ新人では史上初となる開幕戦から2試合連続本塁打を放った。


しかし、これはゲームアナリスト陣のサポートが大きい。MLBからの通達でダ軍譲りのデータ解析が寸断され、戦術・分析の見直しが迫られている。


当面はこれまでのデータ解析で好成績を維持できても、対戦カードが一巡し、新たなフェーズに入れば、度会の活躍も〝春の珍事〟に終わる可能性が。それほど今回のMLB通達は、ハイテク統計戦術を進める球団には影響が大きい。

岡田阪神には関係のない問題か

逆にショックが少ないのが、データ野球とは対極の「スタメンを固定して戦う」岡田阪神だろう。オープン戦は最下位。開幕カード巨人戦も負け越したが、心配ない。

今回の通達により今後、他陣営が勝手に戦力を落とすのは必至で、球団史上初の「連覇」(アレンパ)は十分可能だ。


NPBの井原敦事務局長は4月1日、この騒動に「MLBの中の話。MLBのコミッショナー事務局が(MLBの)30球団に通達を出したという話で、NPBに何の報告も通達もない」と話している。


日米野球の関係が大きく変わろうとしているが、着地点はどこへ――。