まだシーサイドラインもシーパラダイスも完成する以前の30余年前、春先になると父親に連れられて夜メバルを楽しんだもので、当時この釣り場の周囲では盛んにゼロヨンが行われており、週末になるとそれはそれはにぎわったものでした。

あるとき、竿を畳んで帰ろうかというところで一斉取り締まりと鉢合わせになり、釣りである旨を話したものの、すでに両出入り口は警察車両が封鎖。やむなくゼロヨンの皆さまと共に、だだっ広い駐車場のようなスペースに集められました。

ノスタルジーに浸るも釣れず

車高の低いセダン車が溢れる中で、ポツンと小汚いタウンエースが1台。周りでは慌ててナンバーを差し替えたり、警官に食ってかかるお兄さんがいたり…結局、朝まで解放されることはなく、その日はやむなく学校を休んだのも、今となってはいい思い出です。

そんなことを懐かしく思い出しながら探り続けますが、たまにブルルッと掛かるのはミニカサゴのみ。

考えてみればこれだけの人気釣り場ですから、足下は釣り荒れているのかもしれません。