ギンブナ 日本全国釣り行脚 (C)週刊実話 
ギンブナ 日本全国釣り行脚 (C)週刊実話 

【ギンブナ】埼玉県春日部市/かすかべ湯元温泉裏産「四つん這いも、のぞきも得意分野なのでお手のもの」~日本全国☆釣り行脚


温泉施設を出て裏手に回ってみると、なるほど水路があります。建物に沿って歩くうちに、じいさんに教えられた〝道路で塞がれた箇所〟があり、その下からはダバダバと音を立てて排水が流れ込んでいます。


幸い、夕方近い時間とあってか常連の釣り人はおらず、だいぶ離れた所に1人いるのみです。早速、安物の渓流竿の穂先を抜いて道糸をセット。有り合わせの玉ウキに、エサは渓流釣りで残ったミミズ(捨てないでよかった)でやってみます。


排水に最も近い水路の壁際にポチャリと1投…2投…釣れません。流れるウキに変化はなく、ならばと腕を伸ばして暗渠の下、さらに排水に近い所に仕掛けを落とすと、スーッとウキが引き込まれました。


反射的に手首を返すと、キュキュンッと鋭い手応えで釣れたのはブルーギル。


ブルーギル 日本全国釣り行脚 (C)週刊実話 

聞いていたフナではないことに若干の落胆はあったものの、午前中の渓流も含めて1日やって、ようやくの手応えは嬉しいものがあります。

電気のアレを奥にブチ込め

ここでふと、「ブルーギルならもっとガサツな釣り方でもいけるかも…」と思い立ち、渓流竿をしまい安物のリール竿にチェンジ。確かあったはずと道具箱を漁ると…ありました。電気ウキです。

これで暗渠の下の排水に直接ブチ込んでみることにしましょう。


果たして釣れるのか。アンダースローで暗渠の奥に投げ込むと、うまいことかなり奥に着水。四つん這いになって暗渠下の真っ暗闇に光る電気ウキをのぞき込むと、奥から時折、熱気が感じられてよい雰囲気。ちなみに四つん這いも、のぞきも得意分野なのでお手のものです。


日本全国釣り行脚 (C)週刊実話