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【マハゼ】青森県八戸市/新井田川河口産「ハゼの日というのがあるんですか?」~日本全国☆釣り行脚

マハゼ
マハゼ 日本全国釣り行脚 (C)週刊実話

ハゼの日? いや、八戸です

投げ釣りクラブに所属していた、まだ若かりし〝釣りたい盛り〟の頃の話です。大会を終え、打ち上げも兼ねた食事会で、マハゼ(以下ハゼ)釣りの話題が出ました。当時のワタクシはまだ経験も浅く、〝25センチ〟というハゼでいうところの一つの壁を超えられずにおりました。

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「どこに行けば大きいハゼが釣れますかねぇ」というワタクシの質問に、東北支部八戸在住の先輩が「なぁに、はぜのひさ来たらいいんだぁ」と答えてくれました。

はて? ハゼの日なんてあったかしら?「ハゼの日というのがあるんですか?」と、よく分からぬままに再び問うと「いや、んだがら、はぜのひだぁ」と返ってきます。「はぁ…ハゼの日というのがあるんですね?」「いやいや、んだがらぁ、はぜのひさ来ればいいんだって」。よーく聞くと、ハゼの日ではなくて八戸(はちのへ)とおっしゃっていたんですな。こんな冗談のような本当の話が、ふと懐かしく思い出されます。

ということで青森県はハゼの日、じゃなかった、八戸に来ております。前回は馬淵川河口で夜のヌマガレイを堪能。そして、いよいよ今回は、この八戸釣行の大本命でもあるハゼを堪能したいと思います。

馬淵川河口から新井田川河口へ移動し、予定していた第二魚市場手前の河口に到着すると、釣り人は誰もいません。

厳寒期、北国の夜は周囲や先客を気にすることなく、広々と竿を出せるのも魅力の一つ。早速、安物の投げ竿に市販のカレイ仕掛けを結んで準備完了。エサのアオイソメをたっぷり付け、仕掛けを投じます。

日本全国釣り行脚 (C)週刊実話 
日本全国釣り行脚 (C)週刊実話

ハゼ釣りなのにカレイ仕掛け?と思われるかもしれませんが、大型のハゼの口は親指もスッポリ入ってしまうほどなので、カレイ仕掛けの14~15号くらいがちょうどいいんですな。