(画像)Pam Walker/Shutterstock
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佐々木麟太郎、スタンフォード大学進学の舞台裏!日米のドラフト協定が崩壊 “黒幕”は花巻東の先輩だった

菊池雄星が“黒幕”だった?

佐々木は日本以上に西海岸で名が知られている。スポーツ界史上最高の10年総額1015億円契約でドジャース入りした大谷、西地区のマリナーズでも活躍した菊池雄星。2人を育てた花巻東高監督(佐々木洋氏)の息子で、高校時代の成績も申し分ないだからだ。

「その佐々木の留学に透けて見えるのが、彼を橋頭堡に優秀な日本の高校球児を米大学に囲い込み、MLBドラフトの対象にする企て。不干渉としてきたNPBドラフトの壁を打ち砕く戦略です」(MLB事情通)


スポーツ紙によれば佐々木に米大学留学を勧めたのは大谷というが、本誌が入手した情報によれば「黒幕」はさらに先輩の菊池だ。


佐々木は昨年9月と今年1月に2度渡米し、複数の大学の施設を視察している。その際に世話をしたのは菊池の代理人スコット・ボラス氏の事務所だった。


「この間にあったNCAAのカンファレンス(連盟)再編でスタンフォード大が西海岸から東海岸に配置換えに。米大陸の横断には時間がかかり、勉学に支障が出ると退部希望者が相次いでいる。ボラス氏は戦力補充に佐々木を売り込んだのです」(同)


これまで地元・岩手の中学生しか取らなかった花巻東だが、方向転換が伝えられる。中央大に進んだ西舘勇陽投手が巨人にドラ1で入団し、佐々木が米名門大合格――こうした実績に全国の強豪中学から入学希望者が殺到しているからだ。狙いは米大学へのスポーツ推薦。花巻東の1強が本格化し、NPB同様に甲子園常連校も頭を痛めている。