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本当にあった裏社会の呪い⑥ヤクザの父親に蹴り殺された母親の守護霊

イラスト/みずしま聖  (C)週刊実話 無断転載禁止 
イラスト/みずしま聖  (C)週刊実話 無断転載禁止

世界中に「怪談」は数あれど、お国柄や宗教の違いは出ても、大筋は似たり寄ったりなものが多い。ところが、欲望と怨念の渦巻く「裏社会」の住人たちは、怪談話にしても規格外。とんでもない恐怖体験をしているというのだ!

成功の影に女あり。裏社会に名を残す大物の側には、必ず糟糠の妻が存在するものだ。

だが、アゲマンがいればサゲマンもいる。なかには、関わった男のすべてが不幸に見舞われ、〝呪いの女〟として恐れられる者さえいる。

「人生初めての彼氏がバイクで事故死、その次の彼氏は付き合う前に犯した犯罪で逮捕され、その後の彼氏も暴行で半身不随、精神病院に入院、行方不明などの不幸が続き、今では誰も近づいてきません(笑)。霊能者に診てもらったら、『女性の霊が憑いていて、あなたが幸せになるのを阻止している』と言われたんですが、この霊は、シャブで狂ったヤクザの父親に蹴り殺された母親だと思います。考えようによっては、ろくでもない男たちから私を守ってくれているのかも」(元風俗嬢・40代)

風俗に落とされて自殺した元カノが憑依

「昔から霊媒体質なんです。ヤクザと付き合ったときには、彼から風俗に落とされて自殺した元カノが私に憑依しました。日に日に彼を追い詰め、彼は薬物に手を出してしまい、絶縁になりました。ホストと付き合ったときには、彼の店の屋上から飛び降りた2人の女性客の霊に憑かれ、結局、彼も首を吊っちゃっいましたね。いずれも、付き合うときにはそういった過去を知らないんですが、女たちの霊が復讐したい男たちと私をくっつけているんだと思います」(元キャバクラ嬢・30代)

また、元カレ同士が自らを奪い合って組同士の抗争に発展した女、出所したばかりの元カレに今カレだった兄貴分を撃ち殺された女など、呪いの女の逸話は尽きない。

彼女たちとて、まともな男性と幸せになる日を夢見ている。しかし、すっかり「裏社会のにおい」が染み込み、カタギの男が寄ってこないことが、彼女たちにとって一番の呪いなのかもしれない。

【本当にあった裏社会の呪い⑦に続く(#⑦を読む)】

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