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ヤクザの愛人100人に聞きました②「本妻」にはなりたくない理由

イラスト/ホセ・フランキー (C)週刊実話 無断転載禁止
イラスト/ホセ・フランキー (C)週刊実話 無断転載禁止

任俠映画全盛の時代ならいざ知らず、現在ではヤクザと付き合うには相当な覚悟が必要。親に泣かれる、友人に敬遠される、隣近所から後ろ指をさされる。そんなデメリットがありながらも「ヤクザの愛人」を続ける理由は、それ以上のメリットがあるからだ。彼女たちが語る「私たちが俠(オトコ)にハマった理由」とは?

ヤクザの愛人といえば、最後は「風俗に堕とされて体で稼がされ…」といったイメージだが、それはよほどのチンピラを相手にしたケースだ。

親分や、そこそこのクラスの愛人になれば、どんな場所でも「姐さん、姐さん」と女王様扱いされ、どこに行くでも若い衆たちの送迎付き。それでも多くの愛人たちは、「本妻にはなりたくない」という。

「本妻になると、ゴルフだの義理だの盃事だの、ヤクザ業界のイベント事にガッツリ付き合わなきゃいけなくなるじゃないですか。そんなの、まっぴらゴメンですよ。私はイイ酒飲ませてもらったり、誕生日に芸能人呼んでくれたりすれば、それでいい。ヤクザの愛人は『ヤクザのいいとこどり』だと思ってます(笑)」(元モデル・30代)

「バツ1で前の旦那との子供もいるんですけど、息子は今の彼氏に懐いてますね。おまけに最近の子供は理解もあって、『○○(ヤクザの彼氏)には別のママがいるんでしょ。僕、パパいなくても平気だから』なんて言ってくれて。本妻さんは、彼が刑務所から帰ってくるのを10年も待ってた方ですし、息子の将来を考えると父親がヤクザってのもなあ…と(笑)。かえって今のままが幸せですよ、絶対」(看護師・30代)

積み重ねが『女の自信』に…

交際歴4~5年を誇る愛人たちのほとんどは、「本妻になりたくない」と語る。「本妻と別れて、私と一緒になってほしい」という意見は、20代からしか聞かれなかったのは意外だった。

「もともと私は『亭主元気で留守がいい』タイプですから。大好きな男でも毎日家に帰って来られると気が狂いそうになりますし(笑)、たまに会って美味しいもの食べに行くくらいの関係がベストなんです。〝ヤクザの愛人〟っていうと男に依存していると思われがちですけど、結局長く付き合えるのは私みたいなタイプですね。実際、他の愛人さんとも仲良いですし、その子供も可愛いですよ(笑)」(ホステス・30代)

「今の彼氏とは付き合って10年以上になるので、新しくできる若い愛人は、(自分と)親子ほども年が離れているんですね。当然、ムカつくから次々と別れさせるんですけど、そういう積み重ねって『女としての自信』になるんです。だって、少なくとも私はその小娘よりも価値があるってことじゃないですか。三十路越えてどんどん自分の美が失われていく中でも、他のババアみたいに卑屈にならないのは、これが要因だと思ってます(笑)」(スナック経営者・40代)

【ヤクザの愛人100に聞きました③に続く(#③を読む)】

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