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『美女ざんまい』~演歌歌手・水森かおりインタビュー

水森かおり
水森かおり(C)週刊実話Web

〝ご当地ソングの女王〟と呼ばれ、NHK『紅白歌合戦』には17年連続出演中の水森かおり。同番組での壮大な衣装は毎回話題となり、一昨年と昨年はイリュージョンにも挑戦した。今年は歌手デビュー25周年。外出自粛で記念イベントなどがことごとく中止になる中、水森は、どうご当地ソングに取り組んできたのか? 11月1日から始まる新企画の構想とともに聞いた。

水森 今日(取材日)は東京のファンの皆さんと久々にお会いするファンミーティングだったんです。新曲の『瀬戸内 小豆島』の発売は2月18日だったのですが、その時は1週間だけキャンペーンをやれたきり。それ以来だったので、私自身も本当に嬉しくって…。

――〝ご当地ソングの女王〟なのに、ご当地に行けなかったわけですね?

水森 本当に、こんなことは初めて! 今回の曲の舞台である小豆島には、発売前に初めて訪れたのですが、まだ島の皆さんには生歌を聞いていただけてないんです。それなのに、島の方々からは観光協会を通じて名産品をたくさん送っていただいたんですよ。お醤油、オリーブ、そうめん…。しかも、とてもご丁寧な手紙も添えられていて、元気をいただきました。

――その新曲ですが、どんな内容ですか?

水森 私の歌の世界って、恋に破れた女性がその場所に向けて旅をする…という設定なんですけれど、最初はタイトルのイメージからして瀬戸内海の穏やかな感じを想像していました。ところが、聞いてびっくり。すごく重厚感があって荒々しいんです。作曲の弦哲也先生にそうお話したら、「歌の舞台は穏やかだけれど、その海を眺める女性には心にうねりや憎しみがあり、切なさや心の機微がある。それをこのメロディーに込めたんだよ」と言われて、なるほどなぁと思いました。

「結婚願望…ありますよ」

――歌詞の最初に『いっそ嫌いと 云われたかった』という一節があります。その心境、分かりますか?

水森 そうですねぇ。言ってもらった方がいいのにということはありました。

――フェードアウトなんかしないでよ、みたいな?

水森 もう、そんなんばっかりですよ。気がついたら最近、連絡がないなぁ…みたいな。

――いま、47歳。結婚はもう、諦めた?

水森 そんなことないです。願望はありますよ。ただ、気持ちに波があって、同じ質問にも「諦めました」と答えていた時期もあったんです。でも、先日、55歳で初めて結婚された床嶋佳子さんのお話などを耳にすると、この年で諦めましたなんて言ってはいけないなと思っています。だから、自粛の時にはいろいろと考えちゃいました。こういう時に、もしも好きな人がいたらどうだったんだろうって。想像というより妄想ですね(笑)。会えないから悩ましくて悶々とするのかな、もしも一緒に住んでたらどうなのかな、喧嘩別れしちゃうのかな…とか。

――どれくらいまでがストライクゾーンなんですか?

水森 そこはご縁なので贅沢は言いません。ただ、自分の今の生活スタイルは変えたくないので、それでもよければお願いしますって感じですね。

――別居結婚が一番いい?

水森 もしかしたら、そうなんでしょうか!?(笑)

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