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“ヤクザ第7世代”の生態①ツッコミで頭をはたいただけで警察に被害届

イラスト/ホセ・フランキー (C)週刊実話 無断転載禁止
イラスト/ホセ・フランキー (C)週刊実話 無断転載禁止

ヤクザのくせに実家住まい、刺青の代わりに全身脱毛で金玉からケツの穴までピカピカ、当番中に組事務所からSNSでライブ配信、会費を払って育休を取得などなど、現代の若い衆は意識高い系の集団だ。「ゆとりヤクザ」と揶揄された若頭世代ですら驚きを隠せない〝ヤクザ第7世代〟の驚きの生態に迫る!

組事務所にちぢれ毛一本落ちていただけで、壮絶なヤキが繰り広げられていたのも今は昔。スパルタ教育に慣れていない現在の若手組員らにそんな仕打ちをしようものなら、即日〝飛ばれる〟のがお約束だ。

特に若い衆不足にあえぐヤクザ業界にあっては死活問題のため、昨今では「鉄拳制裁厳禁」を暗黙の掟としている組も少なくない。

「黙って辞められるのは、まだマシ。信じられないことに、警察署に駆け込まれて被害を訴えられることまでありますからね。なので、僕らもめったなことでもないと殴ったりはしないのですが、最近、入った若い衆たちは口で叱り飛ばしただけで『脅された』と警察署へ駆け込みますからね。たまったもんじゃありませんよ」(関西系ヤクザ幹部・50代)

キャバ嬢たちも大ウケだったのに

実際、この幹部は、若い衆にキャバクラで大ボケをカマされたので、ツッコミで頭をはたいただけで警察署に駆け込まれたという。

「阿吽のやり取りが見事に決まり、キャバ嬢たちも大ウケだったのに、このオチは想像だにしませんでした」(同・幹部)

とはいえ、これではさすがに被害届が受理されるわけもなく、逆に刑事から同情される始末だったとか。

いずれにせよ、ゆとり世代やさとり世代の組員さえあぜんとする新人類は手に負えない。一般のサラリーマン社会でも、40代や50代の社員は、部下から「パワハラだ」「セクハラだ」と訴えられないように、ビクビクしながら出社しているが、ヤクザ社会の親分や幹部も「若い衆に警察に駆け込まれないように」と、戦々恐々としながら日々を送っているそうだ。

【ヤクザ第7世代の生態②に続く(#②を読む)】

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