『昭和猟奇事件大捜査線』第50回「ウエディングドレスを着ることなく消えた花嫁…疑わしきは婚約者か、それとも?」~ノンフィクションライター・小野一光

「保母をしながら、アパートで一人暮らしをしていた妹が行方不明になった」 昭和40年代の夏、近畿地方P県P市でのことだ。T警察署の受付に中年男性が現れて言う。 行方不明になったというのは、同市に住む35歳の篠田幸子(仮名、以下同)。 【関連】『昭和猟奇事件大捜査線』第49回「連れ込み旅館に全裸の女性遺体…同伴した男の行方は?」~ノンフィクションライター・小野一光 ほか そこで家出人捜索願を受理して、非公開で親元や友人などの立ち回り先を手配したが、どこにも立ち回っていなかった。...