『昭和猟奇事件大捜査線』第48回「怪死したスタンドバーのマダムを夫が発見…消えた“最後の客”を追え!」~ノンフィクションライター・小野一光

昭和40年代のとある夏の日の朝のこと。 中国地方T県N市の自宅を出た柏木文雄(仮名、以下同)は、勤め先の会社へ行く途中に、妻の経営しているスタンドバー「リラ」に立ち寄った。 妻の柏木富美子(43)は、店が夜遅くなると、店内に泊まって、朝に帰ってくることがしばしばあった。文雄は昨夜も帰らなかった妻に、自宅の鍵を渡しておこうと考えたのだ。 【関連】『昭和猟奇事件大捜査線』第47回「竹製の行李の中に若い女性の腐乱死体…美人ホステスは誰に殺された?」〜ノンフィクションライター・小野一光...