日本銀行次期総裁内定で経済の変化は~森永卓郎『経済“千夜一夜”物語』

政府は日本銀行の次期総裁に植田和男元東大教授を内定した。下馬評では、雨宮正佳副総裁の昇格が大本命だった。実際、2月6日に政府は雨宮氏に就任を打診したが、固辞されたと日本経済新聞は報じている。雨宮氏は黒田東彦総裁とともに、異次元の金融緩和に邁進してきたから、岸田政権の下で真逆の政策をやらされるのは、プライドが許さなかったのだろう。 【関連】労働市場「三位一体改革」の正体~森永卓郎『経済“千夜一夜”物語』 ほか ただ、雨宮氏が総裁就任を固辞する姿勢は以前から知られており、就任を拒否され...