『昭和猟奇事件大捜査線』第44回「便りが途絶えた妹を探して欲しい…消えた売れっ子ホステス」~ノンフィクションライター・小野一光

北国の町として知られるB市にあるB署に、1通の手紙が届いたのは、昭和40年代の冬のことだ。 差出人は遠く離れた四国のU県に住む加藤晴美(仮名、以下同)という33歳の女性だった。 《私の妹は水野涼子といい、昭和3×年7月ごろまでP市L区の旅館で女中をしておりました。そのころP市の調理学校を終えてB市へ帰った向井さんを慕い、あとを追って行きました…》 【関連】『昭和猟奇事件大捜査線』第43回「排水口で見つかった遺体は誰?60日後に浮上した意外な“真犯人”」~ノンフィクションライター...