『昭和猟奇事件大捜査線』第37回「古井戸から見つかった美人妻の全裸遺体…捜査線上に浮上した変態の“義兄”」~ノンフィクションライター・小野一光

「うちの嫁が、隣の家に風呂を借りに家を出たまま帰ってこない…」 昭和20年代の秋、北陸地方G県P市でのことだ。B地区にある駐在所に、近隣の沢田俊樹(仮名、以下同)がやって来て言った。 聞けば、俊樹の妻である沢田文子(24)が、ふだんから風呂を借りている隣の佐藤家へ出かけ、そこで入浴をしたのは間違いないが、それ以降の行方が分からないのだという。 【関連】『昭和猟奇事件大捜査線』第36回「妻を娶っても同衾し続けた義理の母子に何が?義母との情事の哀れな末路」~ノンフィクションライター...