米国の利上げで住宅バブルが崩壊する~森永卓郎『経済“千夜一夜”物語』

米国の連邦準備制度理事会(FRB)が11月2日に公開市場委員会を開き、政策金利を4回連続で、通常の3倍となる0.75%引き上げることを決めた。 これで米国の短期金利の目標は年3.75〜4.00%となった。会見でFRBのジェローム・パウエル議長は、次回12月の利上げで引き上げ幅を縮小する可能性があることを示唆する一方、最終的な政策金利の水準がこれまでの予想より高くなるとの見通しを示した。つまり、小幅な利上げが延々と続く可能性があると主張したのだ。金融市場は12月の利上げが最終と見込んでい...