瀬古利彦「負けて泣くのは嫌いだから、勝って泣きたいじゃん」~心に響くトップアスリートの肉声『日本スポーツ名言録』――第26回

トップの走者にぴったりつけて、鋭いラストスパートで抜き去る。名実ともに日本マラソン界のエースとして活躍した瀬古利彦は、その卓越した勝負根性で国内外の強豪たちを破ってきたが、五輪のメダルだけは最後まで縁がなかった。 現役時代はストイックな風貌から〝走る修行僧〟と呼ばれた瀬古利彦。だが、本来の性格は明るく冗談が好きなタイプで、引退後には酒の席での「セクハラ騒動」で物議を醸したこともある(ハーフで茶髪の女性アナに〝下の毛〟の色を尋ねたとされる)。 【関連】ラモス瑠偉「まだ何も終わってない...