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『昭和猟奇事件大捜査線』第25回「手掛かりはメモの破片とわずかな所持品 婚約者を殺し消えた男」~ノンフィクションライター・小野一光

「連れの女が疲れて寝ているから、午後6時まで休ませておいてほしい。その分まで会計しときます…」 昭和30年代の夏のこと。東北地方X県にある観光ホテルのフロントに、宿泊している20代の男がやってきてそう口にすると、宿泊代と…

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