いつも変わらない『ザ・ぼんち』おさむ~島田洋七『お笑い“がばい”交遊録』

ぼんちおさむとは、まだアルバイトをして、なんとか食いつないでいた若い頃からの付き合いです。 当時、俺は和歌山の農協の集荷場から大阪の中央市場まで野菜をトラックで運ぶバイトをしていたんです。昼間は舞台に上がったり、師匠の用事を済ませたりしないといけなかったから、夜中しかアルバイトする時間がなかった。でもね、集荷場でトマトやキュウリをもらうこともあったんです。そのことを楽屋でおさむに話すと、「エエな、それ。今からお前の家に行ってもらうわ」と、なぜか当然のように取りに来ていました。 【関...