『昭和猟奇事件大捜査線』第18回「若いデパート店員が異常性癖者の毒牙に?咬みつかれた女性の死体」~ノンフィクションライター・小野一光

「ああーっ、これは…」 昭和20年代の秋深いある日、北陸地方某県K市の牧草地の脇を通りかかった小学校教員の深田哲也(仮名、以下同)は、草むらのなかに横たわる半裸体の若い女性の死体を発見した。 彼はすぐにA駅前の派出所に駆け込み、そのことを届け出る。 【関連】『昭和猟奇事件大捜査線』第17回「ホラー映画のように飛び散った血しぶき…遊郭経営者母子の惨殺死体」~ノンフィクションライター・小野一光 ほか 捜査員が駆け付けた牧草地は、県道と農道の交差点の内側で、県道との境界は雑木が密...