『昭和猟奇事件大捜査線』第15回「“彼女”目当ての客が手をかけたのか? 殺された美人ママ」~ノンフィクションライター・小野一光

「どこからかガスの臭いがする…」 東京都内にある盛り場の雑居ビルに出勤した柏倉知子(仮名、以下同)は、付近にガスの異臭が立ち込めているのに気がついた。 昭和30年代のうららかな春の日、時刻は午前10時過ぎのことだ。知子が臭いの元を辿ると、若いママが切り盛りするバー「ジタン」の裏口に行き着いた。 【関連】『昭和猟奇事件大捜査線』第14回「眠る幼子のそばで殺害された母、犯人が語った“場違いなエピソード”」~ノンフィクションライター・小野一光 ほか ママの井口メグミ(23)と顔見...