“米国ファースト”が見せた自国防衛の必要性~森永卓郎『経済“千夜一夜”物語』

米国のバイデン大統領は5月31日付の米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿し、ロシアとウクライナ戦争について語った。そのなかで「ロシアが自らの行為による報いを受けないなら、侵略者になりそうな他の勢力に対し、彼らも他国の領土を獲得して支配下に置くことができるというメッセージを送ることになる」と述べて、ロシアへの制裁を正当化した。 【関連】コロナ規制緩和からの日本恐慌~森永卓郎『経済“千夜一夜”物語』 ほか ただ、その一方で「米国はプーチン大統領の追放を模索しない」とも述べて、ロシアの体制転...