『昭和猟奇事件大捜査線』第10回「業火に包まれた美貌の妻と2人の子 殺ったのは誰だ!?」~ノンフィクションライター・小野一光

深夜の住宅街に消防車のサイレンが鳴り響く――。 昭和40年代のとある日、中部地方のT市にある商店の2階から上がった火は、瞬く間に住宅部分を焼き尽くした。消火された現場からは、店主の妻である大久保敦子さん(35=仮名、以下同)と、幼い2人の息子の遺体が発見される。 【関連】『昭和猟奇事件大捜査線』第9回「スナックホステスを手にかけたのは誰だ? 便所に捨てられた白骨死体」~ノンフィクションライター・小野一光 ほか 敦子さんの死体には、手と足首を除いて、全身に子供の衣類、下着、布団、...