『昭和猟奇事件大捜査線』第8回「女性陵辱殺人で次々に容疑者が浮上…弄ばれたOLの亡骸」~ノンフィクションライター・小野一光

「うわーっ!」 昭和30年代の春先。福岡県O市にあるため池で、同級生の友人2人とフナ釣りをしていた中学生の楢山正太君(仮名、以下同)が突然、叫び声を上げた。 友人が驚いて駆け寄ると、正太君が口をぱくぱくさせながら、目の前の池を指差している。そこには、仰向けの姿勢で水中に沈んでいる、女性と思しき死体があった。 【関連】『昭和猟奇事件大捜査線』第7回「5人組の男による集団強盗殺人か?妻が自宅で殺された…」~ノンフィクションライター・小野一光 ほか 3人は釣り上げたフナをそのまま...