短期集中連載『色街のいま』第6回「千葉・松戸」~ノンフィクション作家・八木澤高明

都心から20キロ圏内で、東京のベッドタウンとして知られている千葉県松戸市。 最近になって、私はその松戸に「マッドシティー」なる異名があることを知った。風俗店の多さや、物騒な事件が多く起きることから、そう呼ばれるようになったという。 【関連】短期集中連載『色街のいま』第5回「大阪・今里新地」~ノンフィクション作家・八木澤高明 ほか そう言われてみて、私は過去に何度も松戸に事件や風俗の取材で足を運んでいたことを思い出した。 風俗では15年ほど前、駅の東口に夜な夜な現れるタイ人や...