アメリカのインフレ放置どうなる?~森永卓郎『経済“千夜一夜”物語』

アメリカ労働省が発表した2021年12月の消費者物価指数は、前年同月に比べて7.0%上昇と、1982年以来、39年ぶりの高いインフレ率となった。 【関連】四半世紀ぶり首都・東京で人口減~森永卓郎『経済“千夜一夜”物語』ほか アメリカの中央銀行制度における最高意思決定機関「連邦準備制度理事会(FRB)」は、すでにインフレ抑制のために金融緩和政策の縮小を打ち出しているが、米国債3カ月物の利回りは0.11%にすぎない。 つまり、物価を差し引いた短期の実質金利は、マイナス6.89%とい...